西東京バス、八王子の中心市街地を巡る新路線 みずき通りなど走る

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西東京バス(八王子市明神町3)が9月21日、八王子の中心市街地を時計回りに循環する新たなバス路線「市街地循環」の運行を始める。

同社の一般乗合路線では約9年ぶりの新路線になるという「市街地循環」。八王子の中心市街地は公共施設や商業施設が集まっており、同社は「中心市街地の活性化にも寄与することが期待できる」とうたう。

同路線は、京王八王子駅を起点に八王子駅北口、三崎町、寺町、南町、みずき通り、市の文化施設「いちょうホール」(本町)、元横山町1丁目などを巡って、京王八王子駅へと向かう実証運行路線。バス停の数は12。うち「寺町北」「南町」「みずき通り」など9カ所は新設する。

運行本数は平日ダイヤ・土休日ダイヤ共に42便。8時~19時台は1時間当たり3・4便を15分~20分間隔で運行する。1周にかかる時間は23~26分だという。バスの車内には広告を表示するデジタルサイネージを同社では初めて設置するなど沿線の企業などに新たな広告媒体として使ってもらうことも見込む。

同社は「(コロナ禍で)利用者数が減少するなど大きな影響を受けている。厳しい経営環境下だが、沿線エリアで公共交通機関としての使命を果たしていくための新たな挑戦として新路線を開設する」とする。

料金は、大人=180円(現金、ICの場合178円)。小人=90円(同89円)。同社の金額式IC定期券のほかシルバーバスも利用できる。